江戸時代に事件や噂をまとめた「藤岡屋日記」によると、紀州在田郡海屋瀬村(有田郡・百姓)与惣右衛門127歳とある。江戸時代は幼児死亡率が高かったため平均寿命は30歳から40歳くらいいわれている中で長寿も存在したのかもしれない。それにしても惣右衛門127は信じられる年齢ではない。長寿で活躍した葛飾北斎ですら90歳である(北斎:画狂老人)。

儒学者の貝原益軒(かいばらえきけん)は、83歳の頃にはその健康長寿の心得を著した『養生訓』を出版してベストセラーとなる、今も現代語版として読み継がれている。その「養生訓」の中から精神面に関する一説、次の四つの欲(食べ過ぎ、色欲、眠り過ぎ、しゃべり過ぎ)を押える事とある。

延命寺 那智勝浦町 平安時代末期の1024年創建